私は、製薬会社に勤めている時に今の自宅を注文住宅で建築しました。当然、ど素人だったので、問題の多い住まいづくりだったわけです。
しかし、そのような中でも満足の行くところとしては、リビングに設置したホームシアターです。
今も昔も映画を観るのが趣味ですが、映画館に行く機会も少なくなり、また、時代は、ビデオからDVDに移り、より自宅を映画館化したいという希望が大きくなっていたころでした。
私も、数多くのDVDやビデオを所有しており、また、それらを自宅で映画館の雰囲気で観たいという願望も強く、十数年前ですが、ホームシアターを作りました。しかし、ホームシアターの知識などはまったくといってよいほど無く、とにかく迫力があればよいと考えており、スピーカーの数を7つ、サブウーハーを1ついう、まだ、7.1chがない時代に7.1ch分のスピーカーを設置していました。
アンプはヤマハ製のDSP−A5というサラウンド・アンプでした。機種の分類からすると入門機だったように思います。当時出始めだったDTSに対応しているだけで、プロロジックもプロロジックTです。
これでも5.1chのデジタル音響であれば、すごい迫力で家全体を振るわせるほどの音響効果を得ることができていました。
時代は変わり、HDMI接続が主流のブルーレイ機器も2Kが当たり前で4K,8Kという環境になり、音響効果も多種多様の新しい物が沢山でてきたこともあり、アンプの力不足が出始めました。また、さすがに十数年も使っているとやや機械的に消耗もしているのでしょうか、音響効果に対してのバランスも崩れてきました。
そこで、最新のサラウンド・アンプに買い替えることにしました。
ここからがこれから新築でホームシアターを計画されている方々の参考になればと思います。
基本5.1chでの音響効果再生でまったく問題ないと思います。
しかし、スピーカー構成をメイン・スピーカーを2台、リア・スピーカーを2台、センター・スピーカーを1台、サブ・ウーハーを1台、プレゼン・スピーカーを2台用意できるのであれば、5.1.2ch化をされるとより音域の広がりと迫力を得ることができると思います。
幸いにして、私のホームシアター環境は、センタースピーカーが上下に4台設置していたこともあり、上部の2台をプレゼン・スピーカーとして使うことができたので、環境的には、5.1.2chと同じにできます。
上部からの音の広がりは、部屋中を音が動くという映画館やコンサートホールで感じる音響効果に近い状態と言えます。
ヤマハの操作マニュアルからの抜粋
サラウンド・アンプでホームシアターを作るためには、まずはスピーカーの配置とスピーカーの性能や大きさ、角度を考えて配線計画を立て、それに見合った機器構成を考えるのが基本だと思います。
私が今回、サラウンド・アンプに選んだのは、ヤマハ製のRX−V583です。今年の5月に発売された新製品です。
初心者向けのクラスだと思いますが、スピーカーの数とアンプとしての性能面では充分だと判断しています。
問題だったのは、接続する機器構成です。
とにかく、映像再生機器が沢山あって、どうするかをいつも悩みます。
ビデオデッキが2台、DVD再生機器が2台、LD機器が4台、ブルーレイ機器が3台あります。これ以外にも、CSチューナーが1台ありますから、これらをすべて接続することは不可能です。
今回の目的は、最新音響効果の再現でしたから、古い機器は接続しないことで選別しました。
ビデオデッキとDVD機器は、接続しません。LD機器は、1台だけ接続することにしました。LDでしか見れない映画もありますし、LD音響効果を試してみたいという気持ちもありました。
ブルーレイはすべて接続します。CSチューナーは、音響効果を試したいので、こちらも接続します。
結果、HDMI接続が、3台。光ケーブル接続が1台、同軸接続が2台ということになりました。
実際に使ってみての感想ですが、最新機器の素晴らしさにただ驚くばかりです。アンプがすべてを制御しているかのような感じです。
接続されている機器で再生を行うとアンプ側が自動的に接続先を決定して、音を出力してくれます。前のアンプでは、接続先を指定してからでないと再生できませんでした。アナログとデジタルの違い感じます。また、再生中はテレビのリモコンで音量操作ができることも驚きでした。アンプのリモコンでなくテレビでも音量はコントロールできるのですね。
その他、沢山の機能に関しては、あまりにも多すぎるので理解するには、時間がかかりそうです。
最近のテレビの音響効果も良くなっていますが、専用のシステムで再生された音は、大きな音を出さなくても感動されることだと思います。
これからホームシアターを計画される方々の参考になれば幸いです。
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