クローズアップ現代で取り上げていた。以前、このブログで大企業の下請けいじめについて書いたが、いわばこれは下請けの反乱と言える。つまり利益を生み出すために勝手に規格を変えて品質を落としているからだ。
その結果、耐用年数が短縮され、部品の劣化による火災や事故につながっている。例えば電気こたつのヒーター部分が落下したり、昔流行ったホームシアターのプロジェクターの配線がショートしたり、革靴の底にすべりやすい材料を使ったため転倒したりと枚挙にいとまがない。
結局、企業は商品を回収する羽目になり、大損失を被る。原因は安く上げようと値切るから下請けは中国の孫請けに仕事を回す。中国はコピー商品だけでなく、粗悪な偽物が多いことでも知られる。香港で買ったみやげものが日本の空港税関で没収なんてめずらしくない。
そもそも競争が生んだ悲劇だろう。他社に向けて安くいいものを作ろうなんて矛盾している。どこかに歪が出るのは仕方ない。100円商品ならあきらめもつくが、火事になったら取り返しがつかない。神鋼の問題にしても他社に勝つための厳しい社内規定だったが、クリアーできずにデータをねつ造した。
いつも思うのだが、医療はとんでもない世界だ。たった5%の有効性しかないのに薬として承認される。副作用ばかりの抗がん剤のためにどれだけ苦しんでいる患者がいるか。そんなんで儲かるのは製薬会社と病院のみ。その結果、社保も国保も赤字。闇の支配は根深い。
私の場合、気に入った映画作品は何回も映画館に通って観ています。
映画は映画館で観たい! そして好きな作品は繰り返し観たい!
いわゆるリピーターです。
そうは言っても、映画館で観ることが出来るのは、あくまでも上映されていることが大前提であるわけで
上映されていなければ、どんなに観たいと思っても映画館では観られない
そうすると自宅鑑賞するしかないわけで。
でも、映画館で観た作品を自宅のテレビで観るのって、作品にもよるけど
まるで物足りなく感じてしまうんです、私の場合
画面の大きさ、音響の包まれ感、要するに圧倒的なスケールの違い、
そして周りの観客と一緒に楽しむという満足感、
だから特に最近は、せっかくお気に入り作品のブルーレイやDVDを買っても
自宅のテレビで鑑賞するのは買った時だけ、あとはただのコレクションという、、、
今年さんざん首を長ーくして待った「聲の形」も、そんなわけで3回くらい観ただけ。
特にお気に入り作品ほど、映画館で観るのとテレビで観ることの落差を大きく感じてしまって、好きな作品のイメージを壊したくないという気持ちも働いて、自宅テレビでは観ない傾向に自分の場合はあります。
そうは言ってもねえ、、、
やっぱり映画館で上映されなくなっても、好きな作品は観たいという衝動は、、うーん
この1年は特にお気に入り作品が続いたおかげで、毎週末映画館通いを続けているうちに
そんなことを考え始めてしまいました。
自宅鑑賞で不足を感じる画面の大きさと音響、
これの改善が少しでも出来ればいいんだけどなぁ・・・って、
それってホームシアター化ということだなぁ、なんてことはわかっているんですが、、、
あんな設備は専用の部屋のある裕福な方だけのものとして、自分の選択肢の中には無かったので、考えたこともありませんでした。
なので、普通ならこんな衝動はこれでおしまい
・・・だったんだけど。。。
あるとき、会社で仕事の時に毎日のように使っているプロジェクターを見ていて
これって最近のものは随分小型且つ従来品より明るくなって、昔のと比べると性能が良くなったなあ と思って、性能比較のつもりで価格ドットコムを調べてみました。
そしたら本当に機械は進化していて、
昔なら到底手の出ない価格だった製品よりも遥かに高性能なものが、昔に比べると信じられないくらい安い値段で売っているんですね!
これには本当にびっくりしました。
ちょっと前までは、きちんと明るくてそこそこ解像度のあるプロジェクターはウン十万はしました。(もっと昔はウン百万?)
しかもデカイし、
そこそこ明るくて、でも解像度はいまいちというものでも、確か10万円は下らなかったような。
ところが現在のラインナップでは、きちんと明るくてフルハイビジョンの解像度のものが5万円前後からあるんですね。
「きちんと明るい」とは何とも抽象的な言い方ですが、
これは自分が仕事で使っているプロジェクターの基準で考えていて、
ちょっと前までのプロジェクターは、使うときには会議室の明かりを消さなければ画面が薄くてよく見えなかったんです。
だから以前はプロジェクターを使う時はみんな真っ暗な部屋で会議をしていたものですが、
ここ2〜3年でしょうか、部屋の明かりを消さなくても使えるほどの明るさのプロジェクターが、しかも小さな会議室でも置けるくらいに小型のサイズで出始めたんです。
あらためてその機種の明るさを調べてみると、大体2000〜3000ルーメンの機種でした。
なので、私にとっての「きちんと明るい」の基準は、最低2000ルーメン以上かな?と
で、2000ルーメンの明るさ、且つ映像鑑賞目的であれば1920x1080のフルハイビジョンの性能、
これが5万円台から出ていたんです。
これくらいなら無理すれば買えてしまう、、、かも??
このことがわかってしまってからはもう、今まではホームシアターなんて他人の世界と思って考えもしなかったのに、
「どうやれば自宅に導入できるか」
そんなことばかり考えるようになってしまいました(^_^;)
まず似非(えせ)とは言え、ホームシアター実現のためには最低限プロジェクターだけでなく映像を映すスクリーンが必要です。
(超大画面テレビというのもあるけど、それは庶民には手が出ないので除外ね)
広い部屋をお持ちの方は、そのまま部屋の壁に投射という方もいるようですが、
私の自宅にそんな立派な壁はありません。
てか、荷物だらけでスクリーンも置けないし、、、
やっぱり無理?
いや、居間のテレビの前に天井から垂らす形にすれば、無理ではないな・・・
ということは巻き上げ式のスクリーンが必要。
ただしスクリーンを垂らすとテレビが観れなくなるので、家族が居るときには無理だけど、、
まあ我が家の家庭環境ではそれは似非(えせ)ホームシアター実現とのバーターということで仕方ない。
(つまり家族が居間にいるときには使えないということ)
スクリーンの場所がそこならば、スクリーン面からの距離と高さでプロジェクターを置く場所は決まってくる
→ そこがたまたま自宅の居間では食卓のテーブルのところでした、、、
ということは残念ながらプロジェクターを定位置に設置することは不可能
あきらめるか?
いや、常設出来ないのなら観るときだけひっぱり出してきて設置すれば良しとしよう。
この際贅沢は言いません
プロジェクターとスクリーンがあれば、とりあえず可能な範囲での大画面は実現します。
では音響は?
深夜に観るときは音は出せないので、ヘッドホンになるのは致し方なし。
私の場合、元々テレビで映画作品を観る用でサラウンドヘッドホンなるものを持っているので、まあバーチャルサラウンドとは言え普通の2chステレオよりはマシではあるし。
それでも音を出して観れるときには音を出したい。
それに家族で観る場合もあるだろうし、そうなるとスピーカーは必須
だけどこれまたマニアの方のようにアンプを介して前後にスピーカーを置いてなんていうことをするには、場所も無ければ機材を買う余裕もないし、、、
あきらめるか?
いや、テレビの前に設置するタイプのサウンドバースピーカーならばアンプ内蔵だし、
サラウンドもバーチャルだけど機能搭載している製品があったような、、、?
調べてみたらヤマハのものがサラウンド機能付きで一番安くて2万円くらいでした。
これなら居間に常設で置くことは出来なくても、普段は片付けておいて観るときだけプロジェクターと一緒にひっぱり出してきて設置できるサイズ
観る度にいちいちひっぱり出してきて設置は面倒だけど、
我慢すればこれも何とかなりそう・・・
「じゃ、どうせ使うときだけひっぱり出してくるなら、サプウーファーもあればいいな♪」
と思ってユーザーレビューとか色々調べてみると、
同じくヤマハ製の1万円くらいのものが結構な高評価で、
さてここまで検討してきた機材を整理してみると、
プロジェクター 約5万〜6万円
スクリーン(巻き上げ式) 大きさにもよるが1〜2万円
スピーカー(サウンドバー) 2万円
スピーカー(サブウーファー) 1万円
約10万円くらいで似非ホームシアターの最低限の機材が揃うことになります。
10万円、、、
決して簡単に出せるような安い金額ではないけど、
無理をすれば出せない金額ではない 、、、
うーん。。。。。
なんて悩んでないで、もうこうなったら思い切ってームシアターを実現してみよう
と決断したのでした。
こういうときの判断力は、自分の場合抑制が効かないです(汗)
【購入した物】
プロジェクター (DLP式 1920x1080フルHD)
スクリーン サンワサプライ (90インチ 1930x1832mm 天井設置で吊り下げ)
スピーカー ヤマハ (サウンドバー)
(サプウーファー)
本物のホームシアターを持っている人からすれば鼻で笑われるような似非ホームシアターだけど、今の自分の環境とお財布事情ではこれが精一杯 (;^_^A
まだ救いがあるのは、自宅がマンションではなく一戸建てなので、
防音ルームでなくても家族だけ我慢してもらえれば近所には気兼ねなく音を出せるという点。
さて、こんな機材の組み合わせで果たしてどんなでしょうか?
これが、
予想以上にいいヾ(@°▽°@)ノ
まずプロジェクターで投影した90インチサイズ(横幅で約1.9m)の画面
数字的には超大画面て感じはしないかも知れませんが、
このサイズを我が家の狭い部屋の中で映して、
それを視聴距離1.5mほどで鑑賞すると…
ものすごく で デカイ
フルHDなので細部まで潰れずに見えるから、テレビ画面では小さくて見えないような絵でも、1.5mの近距離で観れば余裕で見える!
そして何より決定的にテレビと違うのは、映像をスクリーンに投射しているというスタイル。
やはり自ら光る発光体で描かれる絵を見ているテレビとは決定的に違っていて、
投射で描かれる絵はまさしく映画館で観るアレです(;''∀'')
では音は?
サブウーファーの追加も含めて大正解!
サウンドバースピーカーの、バーチャルとは言え一応サラウンドの音響にプラスしてサブウーファーが厚みのある低音を響かせてくれるので、
それはもうテレビで聴く音とはまったく別世界∩(´∀`)∩♪
もちろん音にうるさいマニアの人が満足するようなものではないのでしょうが、
これまでテレビの音で我慢してきた自分にとってはまるで次元の違う音の良さ!
…つくづく安上がりな感性で良かったぁ という巻
これなら自宅でお気に入りの作品を観ても、映画館で観ていた時のイメージをあまり壊さないで鑑賞できるかな? というレベルの環境にはなりました。
普段はただの居間で、映画を観たいときだけ機材をひっぱり出して設置して鑑賞する
似非ホームシアタースタイル。
(しかも機材は最安の寄せ集め)
それでもテレビでは到底得られない感動が得られて
(本格ホームシアターには足元にも及ばないのでしょうが)
これからは過去の作品を積極的に自宅鑑賞していきたいと思います
・・・過去作もそうだけど、自分の中では禁手にしていた「この世界の片隅に」のネット配信を勢いで購入してしまった
でも一度でも自宅で観てしまうと気持ちの変化がどうなるのか自分でもわからないので、実はまだ観てないです...
これを自宅で観るのだけは、気持ちを整理してからにしよっと
・・・とりあえず封印